日本の黒ごまの現状、そして「丹波の黒ごま」
古くから日本食には欠かせない存在である黒ごま。セサミンなどの栄養も豊富で健康食品としても人気の素材ですが、何よりもその風味が日本人の心をつかんで離しません。しかし、近年では日本の国内で消費される黒ごまの99.9%を海外からの輸入に頼っているのが現状です(2006年統計)。国内のごまの生産は1970年に570tだったものが30年後の2000年には50tを下回り、そこからも年々減少傾向にあります。
実は丹波地方でも黒ごまは古くから収穫されてきました。やはり収量は少なく2.6t(平成27年調べ)と僅かな量ではありますが、平成19年には「丹波黒ごま振興会」を結成、そして平成26年に再編され「丹波黒ごま生産組合」として再スタートした組織を中心に農家の皆さんが力を合わせて丹波の黒ごまの復活のために励んでおられます。
平成26年には「ひょうご安心ブランド」を取得するなど品質の向上にも精を出されております。
丹波黒ごまの特徴としては丹波霧による昼夜の寒暖の差と豊かな土壌ががもたらす豊かな風味。脂肪分が低く味が濃く、「一度食べたら他のは食べられない」などという高評価を受けたこともあります。見た目も粒が大きく艶があり、青みがかったビロード色が特徴。
新発売 丹波の黒ごまスイーツ
有名な和菓子屋や料亭からも愛用されている「丹波の黒ごま」を使ったスイーツの販売を始めております。
丹心 黒バウム
黒いバウムクーヘンをコンセプトに黒ごま、黒米、黒豆きな粉、黒糖を使用し焼き上げた丹心バウム。それぞれの素材の持ち味を活かしつつ、見た目のインパクトとそれでいてあっさりと食べやすい商品を目指して商品化。
マドレーヌに合うように黒ごまと小豆餡を配合し仕上げました。
ほろりとした食感に黒米粉を入れ、さらに優しい食感と風味に仕上げました。
口に入れた時の濃厚な風味を楽しんでいただけるように焼き上げました。
丹波だからこそ生まれたごまの風味や薫り、それらの特徴を活かしながらも、さらに喜んでいただける商品として生まれてきた「丹波の黒ごまスイーツ」の数々。
ぜひお楽しみくださいませ。