納得がいくまで試行錯誤を繰り返し、ようやく完成した丹波栗のバウムクーヘン。
夏の厳しい暑さが和らぎはじめるこの季節になると、丹波には「丹波霧」と呼ばれる濃い霧が生まれます。
山々に囲まれ、多くの谷あいから成るこの地は、昔からこの丹波霧によって多くの農産物に独特の風味をもたらしたと言われてきました。
丹波を代表する特産物のひとつとして有名なのが丹波栗。 古くからこの地で収穫される栗は朝廷にも寵愛され、また一般の民のあいだでも非常に人気のあった丹波の栗。その実の大きさもさることながら、なによりも他に類をみない深い風味とコクが多くの人の心を捕らえて放しません。
丹波の地で丹波栗の加工もしている弊社としては、何とかして丹波栗のこの素晴らしい風味を全国の人に知っていただけるようにと和洋菓子で丹波栗を素材としたものを作ってまいりました。
そして2013年の本店のリニューアルにむけてあるひとつの丹波栗の洋菓子の作成をはじめました。
「和のモンブラン」は多くのお客様のご支持により夢の里やながわの看板商品といっても良いほどのスイーツとなりました。しかし、モンブランは生菓子であるため当日に食べていただく必要があり、手土産としては向かない一面がありました。そこで丹波栗を楽しめて手土産としても使いやすい洋菓子として作り始めたのがこの「丹心バウム丹波栗」です。
当初はリニューアルと同時に販売を開始するつもりで試作をしておりました。当初出来上がっていた商品であってもお客様は「おいしい!」と言ってくださったのかもしれません。しかし、「おいしい!」だけではなくて「これは誰かに食べさせたい!」と思っていただけるような和洋菓子で無くては手土産にはならない!
代表である柳川拓三のそんな熱い想いもあり、発売される事は無く3年近くが経過してしまっておりました。
しかし、この3年という長い時間、バウム担当スタッフは何もしていなかったわけではありません。時間を見つけては試作を繰り返し、完成を目指して試行錯誤を重ねておりました。生地の配合や分量の見直しはもちろんですが混ぜる順番も考えて何十、何百通りもあるパターンをひとつひとつ試してゆきました。焼き方も同じように試し続けました。それは気が遠くなるような作業の繰り返しだったのです。
そして2015年の秋、ようやくその想いに叶う商品が完成し、販売することができるようになったこだわりぬいたバウムクーヘンです。
他にも多くの感想をお寄せいただきました。プライバシーを考慮しまして差し支えのないものだけを公開いたしました。
丹波の地で丹波栗を加工からこだわり続けてきた㈱やながわが自信を持ってお薦めする新しい丹波栗スイーツです。焼成すると薫りも風味も残りにくいのですが3年かけて考え出した配合と焼成により口に入れた瞬間に丹波栗を感じます。
丹波の米と丹波の栗、その他多くの丹波の素材と丹波の心がまじりあって3年かけてようやく実った新しい丹心バウム。
夢の里やながわが自信を持ってお届けする新しい丹波スイーツです。