京の都「山城の国」に隣接し、丹波霧と言われる深い霧に包まれる地『丹波』。朝廷の天皇や皇族だけでなく貴族達にも愛された多くの特産物が生まれました。周囲を山々に囲まれ霧深く、寒暖の差が激しい地域であり、その気候風土が産物に良い影響を与えます。
丹波には古より受け継がれてきた数多くの特産品がありますが、その中でも三大特産品として「丹波栗」「丹波黒大豆」「丹波大納言小豆」があります。
「夢の里やながわ」では、それら特産品を自社加工場で加工処理し、お菓子に使用しています。
その他丹波の牛乳、卵、米、イチゴ、ブルーベリー等の生産現場とも連携した商品作りをしております。
現在でも高い評価を得ている農産物の数々、そして近年の住民の努力のおかげで新しく認知され始めてきた名産品の数々を簡単にご紹介したいと思います。
丹波栗
丹波栗という品種ではなく、様々な品種で丹波地方で栽培された栗の事を「丹波栗」と称するのですが、この丹波栗という名前自体が持っている「最高の栗」というブランドイメージを裏切る事なく、その最大級のサイズと濃厚な風味が人気の丹波が世界に誇れる特産品のひとつです。
丹波栗の詳細はコチラ
丹波栗の加工について
丹波黒大豆
最近では、この黒豆が熟成する前の「枝豆」としての人気が非常に高く、全国各地からシーズンとなる10月上旬には丹波に人が押し寄せます。多くの黒豆ファンの心をつかんで離さない最高の黒大豆。
丹心バウムの黒豆きな粉の効果
丹波大納言小豆
上品な味と高い栄養素から健康志向のお客様からの人気も高い特産物。現在大納言小豆の生産量の9割ほどは北海道になっていますが、当時の朝廷や幕府に寵愛された高級和菓子や餡子などは「丹波産」が主流であった、古くから愛されてきた小豆です。
黒さや大納言小豆
兵庫県丹波市春日町東中のごく一部だけでしか収穫できない「幻の大納言小豆」。宝永2年(1705年)当時の亀山藩主が「春日町東中に産する小豆は比類なきもの」として庄屋に命じて幕府に献上された。通常の大納言小豆よりも粒が大きく角ばっており、俵状の小豆は縦に積み上げる事も可能。時の流れと共に生産しなくなっていたこの幻の大納言小豆は地元の農家の手によって奇跡的に復活。現在の皇室の愛子様、裕仁様の御生誕の際にも献上された。
丹波米
味は甘味がつよく、噛めば噛むほどに甘味が増すといわれ、通常味が落ちやすい炊飯器の保温状態でも長く旨みを継続。新米の季節であればお米だけでも楽しめます。
丹波という地名の由来にも深くかかわっているといわれているお米も丹波を代表する特産品のひとつです。
お米にまつわる丹波の名前の由来
赤米説:7~8世紀、当時の朝廷に納められていた「赤米」という米がこの地方では多く栽培されていました。その赤米のあかい稲穂が風で揺れる風景は赤い波のように見えたことから「丹い(あかい)波の地」とされて丹波という地名になったという説。
田の庭説:当時の朝廷に米を納める為のおかかえの田園地帯、つまり京都の「田の庭」という表現から「たにわ」と呼ばれていた物が訛って丹波とされたという説。
ブルーベリー
毎年7月上旬~下旬になると丹波市内で多く収穫されているブルーベリー。平成18年に発足されたブルーベリー研究会の熱心な取り組みにより、酸味が強い従来のブルーベリーではなく、大粒でとても甘いと評判のブルーベリーが丹波市内でも多く収穫されるようになり全国各地から「ブルーベリー狩り」に来られる観光客が急増中。視力回復にも効果があるといわれているブルーベリーの愛好家の方は多く、特に近年では丹波ブルーベリーの酸味の少なさから和洋菓子だけでなくジュースや健康飲料などに使用される事が増えてきており注目が高まっています。
丹波の特産品の多くが古い歴史を持つものが多い中、近年の熱心な栽培と品質の向上で新しく特産品と認知されている農産物のひとつです。
その他の素晴らしい農産物
氷上低温殺菌牛乳
関西でもっとも古い歴史を持つ低温殺菌牛乳。「消費者のお声を大切に!」の思いのもと、非遺伝子組み換え飼料の導入など様々なこだわりの飼育の中で生産。飼育条件がせまい為コストに合わずやめてゆかれる酪農家が多い中、たった6~7軒だけの酪農家さんの手によってまもられている牛乳です。
現在では阪神間での消費者からの人気が非常に高く、「高いけれどとても美味しくてこだわりのある牛乳」として成長期のお子様などの健康に気を配る保護者の方からも高い支持を得ています。
丹波産の卵
飼料にも細心の注意を払うのはもちろんですが、飼育環境にもこだわりできるだけニワトリにストレスを与えない様に酪農家の皆さんが努力しておられる丹波市自慢の卵。
丹波には上記以外の特産品や農産物が数多くございます。
随時追記してゆきますのでお楽しみに。