野菜と果物の違いとは?

いつも㈱やながわのホームページをご覧いただきありがとうございます。

今回はわたくし広報係が疑問に思った事を調べてみましたのでその報告をさせていただきたいと思います。どうでもよいような事かも知れませんが5分ほどお時間をいただきお目通しをいただければ幸いです。

 

野菜と果物の違いってなに?

よく「スイカは野菜か?果物か?」という論争を目にする事はあるのではないでしょうか?

農産物は大きくザックリ分けますと3種類に分かれます。「穀物」「野菜」「果物」の3つです。その「穀物」も「野菜」に分類される事が多いので実際には「野菜」と「果物」の二極化であるといっても過言では無いようです。農林水産省では、「野菜」は一年生作物などの草本類、「果実」は永年生作物などの木本類という定義を表示しています。

有名な辞書で調べてみました。

☆広辞苑の見解

  • くだもの【果物】〔木(く)の物の意〕 …草木の果実の食用となるもの。
  • やさい【野菜】 …生食または調理しておもに副食用とする草本作物の総称。食べる部位により、葉菜あるいは葉茎菜・果菜・根菜・花菜に大別。

☆大辞林の見解

  • くだもの【果物】〔木(く)の物の意〕 …木や草につく果実で、食べられるもの。リンゴ・カキ・ミカンの類。生(な)り果物。狭義には木に生る果実を言うが、広義には草本性植物のパイナップルやメロンも含める。
  • やさい【野菜】 …食用に育てた植物。青物。

ちょっとわかりにくいですよね(^ ^;)

これをものすごく乱暴ですが簡単にまとめると

 

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野菜=畑でとれる草本類の植物で毎年枯れるモノ

果物=木になる実複数年定期的に収穫できるモノ

という意味になります。

 

たしかに人参や白菜に代表される野菜は毎年植えて毎年枯れてゆきます、逆にリンゴやミカンなどに代表される果物は木が生えて成長して果実を毎年実らせます。

 

ということは…

先ほどの定義で言いますとやはりメロンやスイカは野菜という事になりますね。スイカはなんとなく理解できますがメロンはフルーツというイメージしかありませんでしたので少々おろどきました。そしてさらに春のキングオブフルーツとして人気の高い「イチゴ」。これも一年生の草本類の食物ですから野菜という事になってしまいます。

しかし、ここからが大切です。確かに分類上は野菜であったとしても「イチゴは果物でしょ!」と思う人が多いと思います。実際に果物屋さんでもイチゴやメロンが並んでいますし「大辞林」にはハッキリとメロンは果物と表示されています。じつは農林水産省でもこの分類には確固たる基準を設けていないそうです。

 

農林水産省では、果実を、生産や出荷の統計をとる上で果樹として分類しています。この果樹は、木本性などの永年作物のことをいいます。なお、いちご、メロン、すいかなどは野菜に分類されますが、果実的な利用をすることから果実的野菜として扱っています。

(農林水産省の回答より抜粋)

つまり、学説的・農学的にはイチゴやメロンは野菜ですが、社会的・感情的には果物というわけです(^ ^;)

 

しかし、ひとつの疑問が更なる疑問を呼び込みます。それでは夢の里やながわにも縁の深いこの農産物はどうなるのでしょう!!?

 

栗は野菜ですか?果物ですか?

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栗は秋の味覚としても有名です。今までの分類からすると丹波栗は「果物」に分類される事になりますがイメージ的には野菜というか「木の実」というイメージが強すぎます。

しかしよく考えてみるとミカンも果実ですが木になる実(木の実)ですので色々と調べてゆきますと、やはり栗は「果物」として分類されているそうです。果物=みずみずしいという私のイメージでしたがナッツなども果物と分類されています。

 

最後に

実はこの見解は農林水産省でも明確に定まっていないようですのであくまでも「慣例としてそこに分類されている」という状態。つまり将来的に変わる可能性は十分に含まれているということです。

とにかく私が今回一番驚いたのは

「栗がフルーツだった!」

という事実に腰が抜けそうになりました。

この秋からは「秋のフルーツの王様・丹波栗」などという言葉が出てくるかもしれません♪…しかし長年の思いこみはなかなか変えられないのですけどね(^ ^;)

株式会社やながわ 広報

丹波の特産品の一次加工や持ち味を生かした和洋菓子の製造販売をしている株式会社やながわの広報です。
全国の皆様に丹波の味をお届けしたい♪

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