お正月休みもひと段落。
今年も年末年始にかけて店内には多くの帰省された方や、帰省してくる人を迎える側の方がお客様としてご来店されていたようにお見受けいたします。
そんな店内では、偶然にも懐かしい同級生や友人、お世話になっていた近所の人同士で出会われる方も多くいらっしゃいました。
進学や就職で丹波を離れられたクラスメートとの再会や、先生と生徒の再会などパターンは色々ございますでしょうが、お買い物に来られた方同士が店内で再会されてそのままカフェでゆっくりとお話をされる…といった素敵な再会が今年もたくさんあった夢の里やながわの店内でした。
気が置けない仲間との思いがけない再会。
『雪だからどうしようかと思ったけれど、帰ってきてホントよかった♪』
1人の若い女性が満面の笑みで相手の手をとりながら言われたこの言葉がとても印象に残りました。
故郷に帰省して、『帰ってきてよかった♪』と思えたお正月は、きっといい思い出になった事だろうと思います。学生時代には恥ずかしくて話す事ができなかった同級生とも社会に出ると自然とお話ができるようになっていたりしますけれど、「夢の里やながわ」がそんな皆様の出会いや再会の場のひとつとなるのはとても嬉しい事です。
丹波で生まれ育ったけれども、進学や就職で市外・県外に行かれた皆様が「丹波の味」を求めて来店されて、そしてこの場所で懐かしい方との再会。。。
これからも「夢の里やながわ」の店内で、そんな素敵な偶然の再会が続けば良いなと思いました。
そしてもうひとつ、とても心が優しい気分になった事がありました。
ひとりのおばあちゃんがバウムクーヘンを買いに来られました。失礼な言い方ですがとても田舎っぽいとでも言いましょうか?とても小さくて素朴で笑顔が素敵なおばあちゃん。
「都会から息子と孫が帰ってくるんよ。なんもしてやれへんで美味しいもんでも持たせてやりとぉて」
と、お孫さんが大好きなバウムクーヘンと他にもうひとつ、どの商品がオススメなのかを一生懸命に訪ねておられる背中が曲がったおばあちゃん。
「ここのバウムクーヘンが孫は好きなんよ、ありがとうね。」
と言って嬉しそうな笑顔でお支払いをされ、商品を受け取られ、店を出られるまで曲がった腰で何度何度もお辞儀をしてくださいました。
大切な家族が久々に丹波に帰ってくる。その人が喜ぶ顔が見たいから好きなお菓子を用意される。「おもてなし」という言葉が一時期流行しましたが、これが本当の「おもてなし」のような気がして元気をいただきました。
他にもたくさんの素敵な事がたくさんあった「夢の里やながわ」の店内。スタッフもいろんな元気をお客様に分けていただけた素敵な期間でございました。至らぬ点、気が利かぬ点も多く、ご迷惑をお掛けした事と思いますが、ご来店くださいました全てのお客様にとって、今年一年が良い年でありますように。
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