代表取締役のあいさつ
明治25年(西暦1892年)に柳川商店として丹波の特産物を扱う店として創業、以来現在に至るまで時代とともに業態は変わってきましたが一貫して「人・地域・産物」に支えられて歩んでまいりました。時代の流れの中で業態の変遷をしてはまいりましたが、弊社の役割を考えた時に「地域と共に歩き、地域の恵みを活かす事が役割と考え「特産品加工だけでなく丹波の特産物を使った和洋菓子を作り店舗販売」を決意し平成17年10月に「夢の里やながわ 本店」を開店。
丹波の自然と農家の皆さまが与えてくれた特産物の持ち味を最大限に引き出した惣菜や和洋菓子を全国の皆さまに楽しんで頂けるよう日々精進してまいります。
丹波風土の思い
「ふるさと」その言葉の響きに人は懐かしさと温もりを感じる。それは幼少期を回想した時の祖父母、両親、兄弟、先生、竹馬の友を思う感情になぜか似ている。
人は皆生まれ育った環境に支配されて成長してゆく。とりわけ四季の移り変わりを肌で感じながら自然に抱かれて暮らす田舎育ちの人間にとって、ふるさとの自然に対する郷愁は感慨深いものがある。
宇宙という途方も無い空間に広がる銀河系の太陽系に属する「地球」と名付けられた星。その中に「日本」という島国がある。南北に長く、山林が75%を占めるその国土の中で、人々は幾年月にわたる経験から、英知によりその土地に適合した営みを繰り広げてきた。先祖代々受け継がれている「風習」には、その営みに対する祈りが込められている。
「風習」「風格」「家風」「社風」、又「風物詩」「風合い」と言った言葉の「風」とは永年の間に培われてきたものであったり、良く似合っている事を意味する。では「風土」とは……。「永年の歳月に培われ、そこにしみついたもの」と言う意味であろう。
地球という星の中に「日本」という感性豊かな伝統文化の麗しき国の風土がある。日本と言う国の中に「丹波」という美味し(うまし)産物を育む誇り高き地域の風土がある。そして丹波という地域の中に「夢の里 やながわ」と言う丹波に生まれ丹波と共に生きる店の風土がある。