元中学校の美術教諭で、丹波の風景を水墨画で描かれ「水彩画 丹波百景」という画集を自費出版されたりと、大変柔らかく穏やかな作品を描かれていた足立一彦さまが2016年8月31日に他界されました。
実は足立一彦さまは夢の里やながわとも所縁が深く、弊社の代表である柳川拓三(やながわたくみ)の恩師であると同時に、夢の里やながわで販売しております丹心ギフトの箱に印刷された長閑な丹波の風景を描かれた方でもあります。
お客様からもこの絵について「この絵すごくいいですね、丹波のイメージがすごく伝わります」とお声をかけていただく事も多々。
今でも丹波では見かけるトタン屋根、土蔵、最近では少なくなってきましたが茅葺(かやぶき)屋根など、主に建物のある風景を好んで描かれ、いまでも原風景が楽しめる丹波の古き良き時代とでも言いましょうか、長閑な情景を絶妙な水墨画のタッチで表現されてきました。そんな優しいタッチの中にもそこに宿る生活の躍動感を感じる水墨画を書かれてきた足立一彦さま。
享年84歳(83歳)という生涯を経ての訃報でございました。
夢の里やながわのギフトや栞(しおり)に描かれたこの絵は丹波の風景を愛された足立様の思いが込められた絵。これからもこの絵に込められた思いを大切にしながらお客様に丹波の心を伝えてゆけるように精進してゆきたいと思います。
最後になりましたが、故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
この記事へのコメントはありません。