お茶屋として創業したやながわ

 明治二十五年、丹波地方に小さな小さな地元のお茶を加工して販売をする製茶屋が誕生しました。それが現在の株式会社やながわの前身です。
当時は今の様な優れた機械もなく、鍛え上げられた職人の目と鼻と指先だけでお茶の全てを把握しなければならない時代。そんな時代からお茶と向き合い、真剣に見つめてまいりました。つまり、やながわにとってお茶とは原点であり、特別なものなのです。
大陸の硬水とは違う軟水だからこそ発展した「お茶の文化」を持つ日本。この国ならではの拘りを持って、創業以来製茶業務に励んでまいりました。

日本に伝統として受け継がれるお茶の文化

大陸から伝わってきたお茶の文化は日本という軟水の島国で大きくその姿を変えて受け継がれてきました。

自然を慈しみ、風の香りを味わい、花を愛でる。抹茶と茶菓子を味わいながら四季を感じ、自然の中に溶け込み己の身を見つめ直す。『作法』とも表現される日本らしさの象徴は、日本の良き文化として脈々と受け継がれてきました。それは身近に感じる事は少なくなったとしても、確実に日本人の心の中に受け継がれている文化だと思います。

創業以来120年以上にもわたりお茶と向き合ってきた株式会社やながわは、日本の良き文化としてのお茶の持つ日本らしさを味わっていただきたいと思っています。

丹波の素材にこだわったバウムクーヘン

創業以来守り続けている製茶の技術を活かし、最高のブレンドで配合した抹茶を使用しました。通常の抹茶バウムの2倍ほどの抹茶を使っているから出せる風味をお楽しみください。
そして、この深緑の年輪の中には丹波素材がギッシリ！

• お米(丹波産コシヒカリ)
• たまご(市内養鶏所より仕入)
• 牛乳(低温殺菌牛乳)

その他にも使っている素材で可能なものはすべて丹波の産地にトコトンこだわりました。

目にも鮮やかな抹茶の本当の風味を味わっていただく為に、試作を重ねて分量を細かく調整いたしました。通常の抹茶の味わい方とは違う「焼く」という作業の中でも風味を失わず、香り豊かなバウムクーヘンになるようにmg(ミリグラム)単位での調整の気が遠くなる様な試作を繰り返す。

市場でも見かける抹茶のバウムクーヘンとは少し違う「お茶屋だからこそのバウムクーヘン」を味わっていただきたいが故に、こだわり抜いた作業で生まれたのがこの丹心バウム-抹茶-です。

「抹茶は苦手だな」

という人にも一度でいいので食べていただきたいと自信を持って言える商品が誕生いたしました。

こだわり抜いた丹波の素材と、こだわり抜いた抹茶。

夢の里やながわが原点である㈱やながわ製茶部門と手を組んだ香り豊かな丹心。それがこの丹心バウム-抹茶-です。

すべてお客様の目の前で焼く

丹心バウムは工場での大量生産はいっさい行っておりません。一本一本すべてを本店の焼成室の中、つまりお客様の目の前で焼いております。 一本たりともお客様に見えない場所で焼いたものはございません。

ガラスに閉ざされた焼成室の中では熟練されたスタッフが刻一刻と変わってゆく生地の状態を見極めながら回転数や温度を調整して丁寧に焼き上げております。

丹心バウム-抹茶-

このボコボコとした形を見ると黒豆きな粉と同じようにもち米を使っていると思われる方もいらっしゃいますが、このバウムクーヘンは米粉で焼成しております。もち米でも試作をしましたが、口の中で広がる繊細な風味をより活かす為に米粉でハードと同じ焼き方をしている特別仕様です。

配合にも焼き方にも素材にもこだわりました丹心バウム-抹茶-をお楽しみください。