はるかちゃんのひまわり

夢の里やながわの本店の駐車場の片隅(かたすみ)に数本のヒマワリが咲いております。この花は「はるかのひまわり」と呼ばれている向日葵です。

はるかのひまわり
平成7年1月17日の明け方、5時46分、兵庫県を中心とした地域を襲った阪神大震災の際に犠牲になった「はるかちゃん」。震災から半年後、彼女が発見された場所から無数のひまわりが力強く太陽に向かって咲きました。
はるかちゃんのお母さんはその向日葵を見て「はるかが向日葵になって帰ってきた」と涙され、近所の人々はこの向日葵の事を『はるかのひまわり』と呼ぶようになりました。
震災によって何もなくなってしまった場所に力強く咲くヒマワリに皆は励まされ、復興に向けての勇気を人々に与えたといわれております。

このヒマワリは、本店の近所にお住いのO様より譲り受けたヒマワリです。

O様のお隣さんの職場で20粒ほどのヒマワリの種が配られたそうです。その種が「はるかのひまわり」。お隣さんは大切に育てられました。やがて、夏になってってヒマワリは3メートルほどにまで育ち、見事な花を咲かせたそうです。
O様がそのお隣さんから譲っていただいたヒマワリの種を、少しだけやながわに分けてくださったのです。それが本店の片隅に植えられて成長しております。

 

見る人を元気にさせてくれたヒマワリ

ヒマワリは常に太陽の方をまっすぐに見て育つ花。見ていると元気を分けてもらえるような気がします。震災の半年が過ぎ、気が遠くなるような復興に向けて、多くの人が不安でいっぱいになり、先の見えないゴールに絶望すらされていたと思います。そんな皆さんを、ほんの少しかもしれませんが支えてくれ、そしてひと時の安らぎも与えてくれた。といわれているヒマワリです。
多くの人に再び立ち上がる勇気を与えてくれた「はるかのひまわり」。きっとはるかちゃんは町のみんなが大好きで、みんなのためにこの向日葵を咲かせてくれたんでしょうね。

 

もうすぐ花が開きます

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夢の里やながわに咲く数本の「はるかのひまわり」

縁があってここに来てくれた、夢に向かって進む勇気を与えてくれる花

そのヒマワリがまもなく咲きそうです。

夢の里に来てくれたたくさんのお客様の夢、関係者の皆様の夢、地域の皆様の夢、農家さんの夢、そして従業員の夢。人は夢に向かって歩くときは不安になることもあるでしょう。諦めたくなることもあるでしょう。でも、そんな私たちに「はるかのひまわり」はきっと勇気を与えてくれると思います。

この日記を読まれた皆様。

本店の片隅に咲く数本のひまわりを見つけられたらぜひ見ていってください。きっとはるかちゃんが応援してくれると思いますよ♪

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丹波の特産品の一次加工や持ち味を生かした和洋菓子の製造販売をしている株式会社やながわの広報です。
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