3月20日~22日わたる3日間の「本店・福知山店 新装(改装)2周年フェア」を迎えさせていただく事ができました。この2年、長いようであっという間の2年ではございましたが、その間我々は多くの人々の優しさとご愛顧に包まれた幸せな日を過ごさせていただいていたように感じます。
ご来店くださいましたお客様はお気づきになられましたでしょうか?本店のカフェのテーブルの上にかわいく咲いている桜木で作られた一輪差しと水仙(スイセン)の花。
このスイセンは手前どもがご用意させていただいたものではありません。実はこのスイセンと一輪差しは、
「やながわさん、2周年おめでとう。
今日はたくさんのお客さんが来てやろ?ちょっとした事やけども、こんな花があったらカフェのお客さんが楽しくなるんやないかと思うて勝手に用意して来たんやけども…置いてくれはるやろか?」
日に焼け少し照れくさそうな笑顔が印象的な市内にお住まいの男性が、2周年フェア初日の朝に持っておられたビニール袋から取り出してくださったのが、この桜木で自作された一輪差しと可愛いスイセンの花でした。
ご自分で桜の木から作られた一輪差しに水を入れ、スイセンを差されました。カフェには春の暖かい日差しが注ぎ込み、スイセンの花が綺麗に光り輝きはじめます。まるでカフェ全体、やながわ全体が春に包まれるかのような印象すら受けました。たった一輪のスイセンがこんなにも力強いとは思いもしませんでした。
そして何よりも、その男性の
「やながわさんに、丹波に来てくれた人に少しでも楽しんでもらえたら嬉しいのや♪」
という思いこそが丹波の魅力のひとつのような気もいたします。夢の里やながわ本店の新装2周年というひとつの節目に、「我々は本当にたくさんの優しさとご愛顧に包まれている」のだと実感させていただけた出来事でした。
そしてカフェでは…
さっそくテーブルに花を置かせていただきました。その花を見られた多くのお客様が
「これ、桜の木で作ってあるの?可愛いねぇ♪」
「この花可愛いですね、なんていう花なんですか?」
とご質問してくださる度にその花をご用意してくださいました男性の話をさせていただきました。それをお聞きくださいましたお客様たちは「すごい!そんな素敵な事、私が住んでる街では考えられない!」「訊ねてみて良かった、素敵な話が聞けた♪」と驚かれたり喜ばれたご様子でした。
本日もその男性がご用意くださいました一輪差しとスイセンの花はカフェに注ぎ込む光に照らされて元気に春を感じさせてくれています。カフェで咲くこの一輪の花と手作りの一輪差しを見られたら、この花をご用意してくださった1人の男性の優しさを思いだしていただけると幸いです。
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