夢の里やながわ本店にバイクのお客様がやって来た日…

皆様こんにちは、やながわの広報担当のはやかたです。今日は本当にただの日記です(笑)
いつも日記みたいなものですが、今回は特に日記です。日記と言えば以前スマートフォンに日記アプリをインストールして使い始めましたが1週間で断念しました。そうです、私は三日坊主ではありません!

今回は、先日開催しました「本店新装開店 1周年記念フェア」にバイクでお越しになられた方々のお話をしようと思います。

夢の里やながわ本店が新装開店して丁度一年が経過しました。お客様・メーカー様・関係者の皆様のおかげ様で1年を無事むかえる事ができたこの機に「感謝」「ふれあい」「おもてなし」をキーワードに、スタッフ達が自分達で出来る事をやろうとアイデアを出し合って開催したのが「本店新装開店 1周年記念フェア」。

 初日はあいにくの悪天候にみまわれてしまい、3月も下旬だというのにものすごい吹雪となってしまいました。そんな中でも特産加工のスタッフ達は、自分達が加工している丹波栗・丹波大納言小豆(黒さや)での「おもてなしがしたい!」というただ一心で外でお餅をつき客様にお配りをさせていただきました。寒かったのでお餅はすぐに固くなってしまったのですが、お客様達も本当に暖かい人が多くて「美味しかったよ!」「雪の中でごくろうさん!」「やながわの小豆は最高やな!」と暖かい言葉をかけて下さいました。お餅コーナーに居た特産加工のスタッフ達は体の芯まで冷え切っていたのですが、お客様からいただく言葉で心の中から温まる事が出来たのです。

 そんな初日とはうって変わった様に春の日差しがいっぱいの翌日。その日は外の芝生の庭で野外コンサートが開かれる日。昨日の吹雪の影響で多少は雲がある時間帯もありましたが、冷たく濡れた芝生は太陽の光ですっかり乾き、最高のコンサート日和となりました。
 いざコンサートが始まりました。前半と後半に分かれており、前半1時間は夢の里やながわでお菓子を作っているスタッフの1人が歌が大好きで参加しているMOUSA(ムーサ)というユニットに8曲を披露してもらう予定になっていました。MOUSAの6人は最初は緊張していましたが、曲が進むにつれて顔がほぐれて来た様な…。そう、とてもいい笑顔になり始めたのです。私は「どうして急に…?」と不思議に思いながら観客席の方を見てすぐに分かりました。

 
P1060983お客様達がまるで自分の娘や孫を見るかのように優しい笑顔でMOUSAの6人を見守っているではありませんか。今日、初めて見るあかの他人の6人を包み込む優しいみんなの笑顔。これがきっとMOUSAの皆さんの緊張をほぐしてくれたんでしょうね。1曲目の中盤あたりで先ほどまでの緊張は見る影もなく素敵なステージの予感がしました。

 そんな時でした、遠くから数台のバイクの独特なエンジン音が響いてきました。姿は見えなくてもバイクが来ているんだろうなと分かる程に特徴的なその音は、段々とこちらに向かってきています。コンサート会場でも数人はそのエンジン音に気がつかれ、音のなる方に目を向けられている方もいらっしゃいました。すぐにその予想は正解だと分かります。特産加工工場の建物に隠れている公道から1台、また1台とバイクが姿を見せ駐車場に入ってこられました。幸い、とても品の良い心地よいエンジン音で、音量も気になるほどでは無かったのですが、観客の数人はそのバイクの方をみられていたような気がします。
 バイクでお越しになられた方々は「外で何をやっているんだろう?」と思われたかもしれませんね(笑)。バイクの事はあまり分からない私でも「この人たちはアメリカンバイクに乗ってそうだな♪」と一目でわかる服装の皆様は、そのままお茶をお楽しみになる為にカフェへ入ってゆかれました。

 
 
 MOUSAさんの出番が終盤に差し掛かった頃、コンサートが開かれている芝生の庭が見えるカフェの中で、先ほどのバイクのお客様がスタッフに尋ねられました。

「これ、なんかイベントしてるの?」

『1周年イベントでコンサートをしてるんです。この後も別の方が歌うんですよ♪』

「へー…そうなんだ。」

 コンサートも後半に入り、丹波市出身のソプラノ歌手の大槻朱里さんの素晴らしい歌声が観客を魅了してゆきます。力強いんだけれども繊細で伸びのある美しい歌声で会場全体がひとつになっていたような気がします。大人から子供までが手を止め、車に乗るのをやめ、その場で大槻朱里さんの唄声に耳を傾けていらっしゃいました。
大槻さんの歌の3曲目だったでしょうか、カフェにおられたバイクの皆様が店の外に出ていらっしゃいました。歌声がする広場の方へ目を向けながらも自分達のバイクの方に向かわれて帰りの準備をはじめられます。しかし、どうしてでしょう…。もう帰る準備は十分に出来ているはずなのに、先ほど鳴り響いたあの品の良い低音のエンジン音は中々聞こえてきません。

 

気になってそのバイクのお客様の方を見た瞬間…、私はその目を疑いました。

 
 その方々はエンジンをかけず、自分達の手でバイクを押してらっしゃるではありませんか。駐車場から公道に出るには傾斜10度以上の登り坂があります。しかし、その人達は愛車を必死になって押して上がろうとしているのです。力強いガッチリとした体型の男性ならまだしも、中には女性もいらっしゃいました。なのに、ご自分の愛車を必死になって押して…。おそらくそれは、バイクのエンジン音でコンサートを楽しんでおられる皆様の邪魔をしたくないという優しい心遣いに違いないと思います。
 
公道にバイクを押し上げられたちょうどその頃に大槻朱里さんの4曲目が終わりMCになったその瞬間、バイクを押しておられた方々の愛車からエンジン音が一斉に鳴り響きます。そしてその音は本店から離れてゆきました。その時私にはエンジン音がまるで4人からの拍手のようにも聞こえました。

 夢の里やながわで開催された「野外コンサート」はお客様から感想をたくさんいただきました。「良かった」「最高だった」「来年もやってね見に来るから」と喜んで下さったお客様からのコメントに目を通すと本当に大成功だったと嬉しく思います。しかしあのコンサートの最中に、自分達の何倍もの重さのバイクを一生懸命押して、音楽を楽しんでおられるお客様を守ろうとして下さった4名のバイクのお客様がいらっしゃった事はあまり知られておりません。私はぜひ皆様にも知っていてもらいたいと思いこの日記を書きました。

 夢の里やながわにお越しになられるお客様は当店自慢のお客様ばかりでございます。出演者を見守る優しい笑顔、そしてその笑顔の邪魔をしない様にバイクを押して帰られた心遣い。そういうお客様に愛される店であり続ける為にこれからもがんばります。
 

大変長文にはなりましたが、最後まで目を通して下さいましてありがとうございました。

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