第4回 栗サミット

丹波MAP丹波栗サミット…明治維新で行われた廃藩置県により今の地図になる前に丹波と言う国がありました。現代風に言うと丹波県というと分かりやすいかもしれません。この丹波の国は京都と兵庫にまたがる形で広がっておりました。この地方は食の宝庫とされて多くの特産品を今もなお現代でも多く生産しており、『丹波』という名前はひとつの食のブランドとして美食家たちの中でも人気です。

古い書物にも記されていた『丹波の栗』とはこの丹波地方で栽培される栗の事で、通常の栗の3倍以上もの大きさを誇り、また味も非常に濃厚で風味が豊かであるとして歴史ある京都の和菓子屋さんなどでも重宝されている丹波を代表する特産品のひとつです。

今回丹波市山南町行われました栗サミットは丹波市・篠山市の兵庫方面の丹波だけではなく、京都方面の丹波の各地域の皆様も含めた動きである『大丹波連携』と言われる『丹波国』全体の生産者が集まり、丹波栗を今後どのようにしてしてゆくかの意見交換や各人の発表を拝聴させていただけるというとても中身の濃い集会です。

 

栗サミット2014_003丹波栗再生にむけて…丹波栗は昭和54年頃の最盛期から年々生産量が減ってゆき、現在では最盛期の1/30近くまで生産が減ってしまっております。その原因の一つとして生産者が作っても流通経路…つまり作った栗を買い取ってくれる販売先が非常に少なくなっており「作っても売れない」という事が一点。ほかにも、丹波栗の「凍害や干ばつ対策が大変」である事なども挙げられます。

想像してみて下さい…売る場所も相手もおらず、自宅や限られた知り合いに配る為に凍害や干ばつから苦労して守る事が皆様にはできますか?

やはりそういった現代社会における流れの影響も大きく、丹波栗の生産量は激減していってしまっております。しかし『これではいけない!丹波栗は本当に良いものだ、これを絶やしてなるものか!』生産者の皆様のそんな思いを助ける為に開催されているこの栗サミットでは専門研究員の水田泰徳さんによる「凍害対策の研究発表」や丹波栗料理研究会・檜木靖子さんによる「丹波栗を使った料理発表会の様子の報告」・そして実際に丹波市内で栗農園を営業されている河村修治さんの農園の見学など内容の充実した発表の数々を参加者全員が真剣に聞かれておりました。


栗サミット2014_004株式会社やながわでは毎年多くの生産者の皆様の苦労の結晶とも言える丹波栗を使わせていただいております。

それはまるで愛情をたくさん注ぎこんだ我が子を嫁がせるかのような印象すら私はこの画像から受けました。毎年苦労して育てて収穫した栗一粒一粒に大きな愛情が注がれているのが良く分かります。そしてみなさん、口をそろえてこんな事をおっしゃいます。

 

「やながわさん、今年もたくさんの人に食べてもらってや。たのんだで」

 

栗サミット2014_005仕入れた栗は鬼皮を剥かなければなりません、それも早くしなければ栗の風味が無くなっていってしまいます。株式会社やながわでは鬼皮剥きをご近所の方々に手伝って頂いております。一軒の方だけではとうてい無理ですので何軒も何軒もの方に鬼皮剥きをして頂いております。

栗の鬼皮剥きは本当に指先が痛くなる大変な作業です、でも皆さん優しい笑顔で笑顔で「まかせときー!」と快諾して下さる方ばかりです。

ある方にこんな事をお尋ねしました。「どうしてこんな大変な作業を毎年して下さるんですか?」と。すると手に持った丹波栗を見ながら

 

「そうやねぇ、たぶんこの栗をたくさんの人に食べてもらいたいからやないやろか…」

 

 

栗サミット2014_006鬼皮を剥いていただいた丹波栗はすぐに株式会社やながわの特産加工工場に運び込まれて加工されます。鬼皮を剥いた栗は1時間外に放置しただけでも風味が変わってしまうほどに繊細。

昔から丹波に伝統として受け継がれた方法を基本に、株式会社やながわで培われた経験をたした独自の加工方法により9月中旬から10月中旬頃までの1ヵ月間は他の特産品の加工は一旦ストップして、栗の加工だけに集中して行われます。

加工工場のスタッフ達の思いはただ一つです。

丹波伝心
特産品を通じて丹波の心を全国の人へ伝える

生産者も、皮をむく人も、加工する人も…皆が願っている事は「丹波栗を皆に食べてもらいたい」というその一心なのです。

 

加工業者として栗サミットに参加させていただき…今回の第4回栗サミットに加工業者の一員として参加させていただきまず感じたのは、生産者の方々の丹波栗への思いでした。「丹波栗をもっと全国の人に知っていただきたい」という生産者の皆様の気持ちは、このホームページでも今まで書いておりました「やながわの気持ち」とまったく一緒であると感じる事ができました。生産者の皆様にとっては販売経路の確保・後継者問題など数多くの問題があろうかと思います。その為に我々にできる事は1人でも多くの人に丹波栗の美味しさを感じていただくことだと思っています。

昨年秋に参加した農林水産省主催の地場もん国民大賞。やながわは『丹波伝心 和のモンブラン』という丹波栗をふんだんに使用したスイーツで参加させていただき受賞させていただくことだ出来たのですが、現地で試食下さった方からこんな感想をいただきました。

さすが丹波栗!最高においしくて大満足!栗と言えば丹波栗ですよね。

丹波からは遠く離れた東京でも丹波栗は人気の栗です。丹波栗の本当の美味しさを知っていただけたら「きっとみんな丹波栗ファンになって下さるのではないか?」と自信を持って思えるような素晴らしい特産品。夢の里やながわにも秋になりますと遠方から多くのお客様が丹波栗のスイーツや特産品を求めてお越しになるにはそれだけの魅力がある証拠なのではないでしょうか。

「京都の丹波」と「兵庫の丹波」の協力の元で開かれている栗サミット、生産者の方を主な対象に行われている会ではありますが、加工業・販売業として多くの物を感じる事が出来た貴重な機会でした。

 

丹波栗サミットの様子がご覧いただけます

丹波の特産品の一次加工や持ち味を生かした和洋菓子の製造販売をしている株式会社やながわの広報です。
全国の皆様に丹波の味をお届けしたい♪

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