今回は、㈱やながわとは全く関係ないお話です。
本日、丹波市春日町野上野にある熊野神社という地元の人しか知らない小さな神社で、二人の若者が将来を誓いあわれました。ほとんどの人が神戸や大阪などのチャペルで結婚式を挙げるのが当然のようになってきているので異例と言えば異例の出来事です。実はこの神社が出来てから数十年という歳月の中で行われた挙式は3回だそうです。前回行われたのは約40年前とのこと。40年の月日を経て再び行われた今回の地元の若者の結婚式は多くの地元の人に見守られる中で行われました。
昔は結婚と言えば嫁菓子というものを見に来た子供たちに振舞って地域全体で「嫁さんをお迎えする」という風潮がありました。いつしか欧米化に染まっていく文化の中でこの風潮も当たり前のようにごく自然に無くなってしまい、今ではそんな事があったのは大昔のような話です。丹波の人と丹波の人が結婚をするとしても大阪や神戸の綺麗な教会で式を上げる事が自然になった今、再び今回の様な地元を愛する若者の手によって蘇った日本の良き文化。
本日挙式を上げられたお二人を優しく見守っていたのは友人知人、親戚縁者だけではありません。近所のおばちゃん、近所のおいちゃん、見知らぬやながわの広報。その中には40年前にこの熊野神社で自分が式を挙げられたお二人もいらっしゃいました。今どきの教会式でなら呼ばれないので見る事も出来なかった近所の○○ちゃんの花嫁さんを地域の人みんなでお迎えして共に喜び、共に祝う。
40年間という時間を飛び越えて行われた挙式には、最近の結婚式にはない「人と人の繋がり」「地域ぐるみでの迎え入れ」そんな昔の日本を感じさせる何かがあったような気がします。
「この結婚式が素晴らしいからみんなもしましょう!」というわけではありません、どの結婚式もとても素晴らしいものなのですが、とっくの昔に忘れてしまっていた何かがココにはあったような気がします。
最後になりましたが、お二人の末永いお幸せをお祈りするとともに、ささやかではありますが今日の写真で150秒ほどのフォトムービーを作らせていただきましたのでここで皆様にも優しい気持ちになって貰えたらと思います。
おめでとうございます。またぜひお二人でお店にも遊びに来てください♪
追記
衣装を担当された大阪のマリーシンシアさんのホームページにもLINKしていただきました。
この記事へのコメントはありません。